はじめに
多くの家電は、一つの働きに特化しています。
掃除機はお掃除、洗濯機はお洗濯、冷蔵庫は食品を冷やす…どれも言わずと知れたことですね。
ところが、ドライヤーはちょっと違います。髪を乾かす以外にも、いろいろな活用法があるのです。今回は、ドライヤーの意外な利用方法を紹介していきます。
伸びてしまったセーターの袖口を修復
伸びてしまったセーターの袖口をお湯につけたら、かたちを整えてドライヤーで乾かしましょう。
繊維が元に戻ろうとして、引き締まってきます。新品のようにはいきませんが、補修には十分です。
タイトな靴、痛い思いをしないために
足の甲が当たる、サイドがちょっとキツい、そんな靴はドライヤーでマイサイズに直しましょう。
まず、厚めの靴下、または靴下の重ね履きをしてから、靴を履きます。靴のタイトな部分を中心にドライヤーの熱風をしばらく当て、冷めるまでそのままはき続けます。
履き心地が良くなるまでこれらを繰り返せば大丈夫です。ただし熱を当てすぎると素材を痛める原因にもなりますので、ほどほどにしましょう。これなら、収納されたままの靴達も、復活できそうです。
汚れ落としにも使えます
床、タイル、家具についたシールをはがすときはドライヤーで温めて。接着剤が柔らかくなってはがれやすくなります。
また、服やカーペットなど、布についてしまったシミは、酸素系漂白剤を塗り、ドライヤーで軽く熱を加えて乾かします。早く取ろうと熱を加えすぎると逆効果になるので、ぬるい風を根気よくあてて繰り返し行いましょう。
また、換気扇やガス周りなどの頑固な油汚れにも、ドライヤーが活躍。
熱風で脂が溶けてくるので、拭き取りが楽になりますよ。
料理にも使えます
お菓子作りが趣味の人は必見。チョコやバターを溶かすとき、焦がすことがないので火を使うよりも便利です。
また、お肉などを解凍したいとき、電子レンジでは火が通りすぎる、という場合がありますよね。そんなときは、ドライヤーをあてて解凍することもできます。
必要なのは「風」なので、COLDにして強風をあてると素早く解凍できます。
知っとくナビたん
あなたも修理可能?車のへこみ
マジかよ!! 車のバンパーのヘコみはドライヤーの温風だけで修理できるらしい / 修理業者「70~80%直る」
樹脂でできたバンパーは熱によって柔らかくなり、冷めれば堅さも戻るので、ドライヤーの熱を利用してへこみを治すことができます。
まず、へこみの部分の汚れをきれいに拭き取り、問題の部分にドライヤーをあてます。30分くらいはあてる必要がありますが、完全に温まったら後ろから手で押してやれば元に戻るそうです。
車の修理費はかさむので、もし小さなへこみ程度であれば挑戦してみては?
健康を保つために
肩こりなどの痛みのある部分にドライヤーをあてると、血流がよくなり、コリがほぐれます。新陳代謝が活発になり、脂肪燃焼にも効果があるそうなので、朝髪を整えるついでに肩などを温めると良いかもしれませんね。
また、靴下や布団を温めるのも、冷えから守る効果が。暖かい風がいつでも作れるドライヤー、寒い時期になったらぜひ活用してみてくださいね。
おわりに
いかがでしたか?
髪の毛を乾かすだけ、と思っていたドライヤーが、掃除や料理などの家事、そして健康面でも役立つとは本当に驚きですね。
ただし、電気代も気になるところなので、節約に結びつくよう、ドライヤーを上手に使っていきましょう!
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