はじめに
これから少しずつ冷え込んでくると、日本の食卓には欠かせないのが熱々の白いご飯。
お子さんの多い家庭などは消費量も多いので、お米はついつい安物で済ませてしまいがちですが、少しでもおいしく食べたいですよね。
お米はもともと熱に弱いので、たとえ新米を購入してもおいしく食べられる期間は限られています。
でも、炊飯器のスイッチを押す前にちょっと入れるだけで、ご飯がおいしくなる、そんなアイテムがたくさんあるのをご存じですか?
今回は、台所にあるものでご飯を美味しく炊く方法と、炊きたてご飯に合う簡単レシピをご紹介します。
台所の常備品を使ってごはんのツヤ&食感UP
みりん・サラダオイル・はちみつ
みりんはお米1合に対して大さじ2分の1、サラダオイルは数滴でつやと甘みがでます。オリーブオイルでも代用できます。
はちみつはご飯の甘みが引き立ち、ツヤを出す役割も。
日本酒(料理用酒)
米1合に対して大さじ1程度。蒸発するので水っぽくなりません。
また、ご飯を炊いたら芯が残っていた、というときも、お酒を少々振り入れて再び炊飯器をスイッチオンすれば、ふっくら仕上がります。
ただし臭いが残らないよう、入れすぎには注意しましょう。
昆布
昆布ネット
昆布を入れて炊くと、精米したてのようなふっくら感がでます。
昆布の旨味はもちろん、なんといっても香りが良いのが特徴です。寿司飯やおにぎりなどにも絶妙。
また、塩昆布を少量入れて炊いても塩気が出ておいしいご飯になりますよ。
大根おろしの汁
お米1合に対して大根おろしの汁のみを大さじ2入れます。
大根おろしに含まれているアミラーゼという酵素が、でんぷんを分解して糖に変えてくれる働きをもっています。
でんぷんが分解されると水分が吸収されやすく、柔らかい粘り気のあるお米になります。
もしあれば試してみて、こんな材料も
寒天、または粉寒天
海藻なので、美容や健康にもオススメ。
寒天はちぎって少々、粉寒天は1合に対して2g程度。
ただし、あまり入れすぎると粘りけが強くなり、食感が失われてしまうので注意。
餅米
購入して余ったときなどに。餅米は米に対して1割程度。食感のあるご飯になります。
備長炭
湿気取りとしてもスグレモノの備長炭。常備してあれば何度でも使えて、古米の臭みを取ってくれます。
材料の分量はすべて目安です。
液体のものは、それを含めた水加減で炊きましょう。
お米・ご飯をおいしく保管する
毎日食べるものですから、少しでもおいしさを長くキープしたいですよね。
お米とご飯、それぞれの保管方法を紹介します。
お米は低温で
実はお米は気温や湿度の変化にとても敏感。
できれば、1ヶ月ぐらいずつ食べきる量を買って、厚手のビニール袋やペットボトルに入れて保存します。
涼しくて暗い場所が良いので、冷蔵庫の野菜室なども最適です。
残りご飯は冷蔵庫で
炊飯器の保温機能は昔に比べると格段に性能が良くなっていますが、10時間が限度。
残ったご飯は、すぐに1人前ずつラップに包んで冷蔵庫で保存しましょう。
電子レンジで再び加熱すれば、炊きたてと変わらないおいしさです。
思わずおかわりしたくなる、低価格で超簡単ご飯のおかずレシピ
ひと手間かけておいしいご飯をを炊いたら、おかずは手抜きでも大丈夫かも?
パパッとできるおかずをご紹介します。
セロリでご飯がすすむ!超簡単絶品おかず
http://cookpad.com/recipe/2068421
安価でヘルシーな野菜のみを使ったご飯のおかず。セロリ嫌いでもおいしく食べられます。
たっぷり水菜no混ぜごはん
http://cookpad.com/recipe/1782502
シャキシャキの水菜と塩昆布を混ぜるだけ!炊きたてご飯が引き立つおいしさです。
簡単!油淋鶏風
http://cookpad.com/recipe/2577910
比較的安価な鶏肉で。パパッとできて、育ち盛りの子供達にもしっかりタンパク摂取。
おわりに
実は、お米と言えば日本と思いがちですが、アジア諸国のみならず、アメリカ、またはヨーロッパでもたくさん消費されています。
でも、一番お米の味や質にこだわるのは日本人かもしれません。
それは、調理・加工してお米を食べる諸外国と違い、お米そのもののシンプルな味や食感を楽しんでいるからではないでしょうか。
ブランドや値段にとらわれず、あなたの好みの「ご飯」の味、楽しんでくださいね。
よろしければ、あわせてご覧くださいね。
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