その”決断”、本当に後悔しない?大きな買い物で失敗しないために知っておきたいこと

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はじめに

決断 買い物 後悔 出費

普段は節約に励んでいる皆さんも、時には金額の大きな買い物をすることがあると思います。

日常でかかる生活費とは異なる大きな買い物は、満足感は得られるものの、家計にもそれなりのダメージを与えるもの。

「買ってから生活が苦しくなってしまった…」
「買ったことを後悔している…」

などという失敗は、できる限り避けたいですよね。

大きな買い物で損をしやすい”脳のしくみ”とは?!

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ヒトの脳は狩猟時代から進化していない?

「ライフハッカー[日本版]」によると、私達人間の脳は狩猟生活を営んでいた頃からさほど変わっておらず、大きな数字を処理できるほど進化をしていないのだそうです。

かつてヒトが数える必要があったものといえば、家族の人数、近くにいる天敵の数、木になっているリンゴの数ぐらいでした。つまり、非常に大きな数字に出会うことは極めて稀だったのです。
大きな数字といえば、ハチの大群ぐらいでしょうか。でも、大群はあくまでもひとつの大群として見なされるので、その中に何匹いるかが問題になることはありませんでした 。(ライフハッカー[日本版]より)

例えば、下の図のどこかでキャンプをするとしたら、皆さんはどの辺りにテントを立てますか?
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おそらく、「左側の方がクマが少ない」と瞬時に判断することができたと思います。

では、下の図に描かれている丸の数は、どちらが多いでしょうか?
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正解は、緑が50個、青が52個でした。
その差の絶対値は、クマの図と同じで2つです。

数字が大きければ大きいほど、ヒトの判断力は鈍ります。
これは、”scalar variability”と呼ばれる現象で、数が大きくなるにしたがって、私たちの推定は曖昧になっていきます。 (ライフハッカー[日本版]より)

しかし、例えば自動車や住宅のローンをを組む時、家具や家電を買う時など、現代に生きる私達が金銭面において判断が求められるのは、この図のような微妙な差なのです。

”比率”では正確な計算はできない

このような曖昧さに対する防衛策として、脳は「このかたまりの数はわからないけど、もう一方のかたまりとほとんど同じであることはわかる」というように、”比率”で数字を把握しようとします。

比率は代替手段としてはいいのですが、正確なものではありません。

特に大きな買い物をする時には、比率としてはごく僅かな差が、絶対値では莫大な差になることもあるので注意しなくてはなりません。

大きな買い物こそ、財布の紐を締めるべし!

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”最新モデル”や”オプション”に惑わされない

節約生活に取り組んでいる方であれば、日用品や食料など日常の買い物をする際には、10円や1円単位でも商品の値段を気して購入しているのではないでしょうか。

もちろん家電や車などの大きな買い物をする時も同じだと思いますが、注意したいのは「オプション」「付帯サービス」などといった、商品本体にプラスすることで使える機能を充実させたり、お得感や満足感を演出するもの。

また、金額を上げることで見た目も機能もグレードアップした最新モデルが買える、という場合もあるでしょう。

数十万・数百万などと元の金額が大きいほど、オプション代の数万円というのは僅かな金額に感じてしまいがち。

しかし、前項でお伝えしたとおり、莫大な差となって表れるのはこのような部分のことなのです。

地道な節約生活では、取り戻すのに数年かかる

例えば、新車購入時に、5万円分のオプションを付けたとしましょう。

スーパーの安売りなどを駆使して、食費1日50円の節約ができたとしても、オプション分と同額の5万円貯めるには3年以上もかかってしまいます。

大切なのは必要な機能を見極めること

「せっかく買うなら新型がいいから」、「便利そうな機能だから」、「見栄えが良いから」といった理由で、最新モデルのものを購入したり、オプションに申し込んだりするのは賢いお金の使い方とはいえません。

車も家電も、新型になるほど搭載されている機能は充実するものです。
しかし、そのすべてを使いこなすことはできるでしょうか?

どんなに便利な機能であっても、使わないのならば余計な出費ということになってしまいます。

大きな買い物をする際、また同時にオプションなどの申込みをする際には、自分の生活において必要な機能はどんなものなのか、しっかりと検討することが重要です。

トータルコストを考えて、月々の見通しを立てておく

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トータルコストとは、購入時に支払う費用だけではなく、それを持つことで必要な維持管理にかかる費用、すなわちランニングコストを含めた費用のことです。

例えば、車を新しく購入した場合には、トータルコストとして以下のような費用が必要になります。

・自動車取得税
・自動車重量税
・車庫証明費用
・駐車場を借りる場合、敷金・仲介料など
・ガソリン代
・車検費用
・自動車税
・駐車場代(月々固定のもの/外出先に応じて)
・メンテナンス・修理費

購入時にどれくらいの費用がかかるかを見積っておくのはとても重要なこと。

しかし、ランニングコストを無視していると、それを手に入れた後、月々の家計が大きく狂うことになってしまいます。

大きな買い物をする際には、購入のための費用とそれを維持管理するための費用を合わせたトータルコストで考えるようにしましょう。

”つもり貯金”で毎月の支払いシミュレーションをしてみる

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何十万、何百万という大きな買い物をする時には、クレジットカードの分割払いを利用したり、ローンを組んだりする場合がほとんどだと思います。

購入後の月々の支払いは家計にどの程度の影響があるのかを確認するために、購入する前に3か月の間だけ、”つもり貯金”をしてみましょう。

前項でお話したランニングコストを含めた金額だと、より現実味を増します。

月々の支払い分と同じ金額を銀行口座から引き出して別の口座に移し、実際に払ったような気分になることがポイントです。

3か月間のシミュレーション後、「これなら大丈夫!」だと思うなら購入しましょう。

「キツいな」と感じるようなら、今後の家計のためにも、購入は一度見合わせたほうが良いかもしれません。

おわりに

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そう頻繁にあることではない大きな買い物。

せっかくの決断を後悔しないためには、必要性やコストなどを事前にしっかり考えたうえで、先々の見通しを立てておくこと。

情報を収集したり、計算をしたりと購入前の手間は少々かかりますが、後になってこの手間こそが余計な出費をおさえるためのカギとなっていたことに気づくはずです。

皆さんも大きな買い物をする際には、ぜひ参考にしてみてくださいね!

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