はじめに
汗をかくシーズンがやってくると、着替えも増えるので洗濯機は毎日フル稼働。
電気なかった昔の洗濯手法を想像すると、数ある家電のなかでも洗濯機は最も時間と手間の効率化に役立っているといえそうです。
一度買ってしまえば買い替えることはめったにありませんが、お使いの洗濯機が壊れてしまったり、急な単身赴任が決まったりした場合は購入することになりますよね。
家電の進化は目覚ましいもの。
いざ洗濯機を買おうとすると、たくさんの機種や機能に目移りしてしまう筈です。
そこで今回は、洗濯機を購入する際にチェックしておきたいポイントをご紹介したいと思います。
新しいだけで購入しない!
せっかく買うのだから最新商品を!とお考えの人も多いはず。
でも、機能満載の最新型洗濯機を本当に使いこなせますか?
例えば、日本では洗濯乾燥機を買った人の約6割は、あまり使っていないというデータがあります。。
たまに使ったとしてもタオルを乾かす程度では、せっかくの機能を十分に発揮しているとはいえず、もったいないですね。
また、節水になると言われているドラム式洗濯機。
こちらもヒーターを使った乾燥機能を使うことで電気代がかさむため、結局乾燥機は使わないという人もいるようです。
売れ筋商品と自分にとっての使い勝手の良さはイコールとは言えません。
自分が生活する上で必要な機能は何か、もう一度考えてみましょう。
簡易乾燥機能付洗濯機で十分
乾燥機はあまり利用されない、とお話しましたが、簡易乾燥機能付洗濯機をご存知ですか?
従来の全自動洗濯機から少し進化したもので、形はほぼ縦型で、脱水の後に風で乾燥させる機能です。
風だけで乾燥させるので、衣類が縮んだり痛んだりする心配がなく、電気代もさほど掛かりません。
短時間で乾かせるようになるので、部屋干しの際の嫌なにおい軽減できるというメリットもありますよ。
ちなみに新品を買うときの本体価格は3~7万円ほどです。
全自動洗濯機を見直そう
簡易乾燥機能も付いていない、シンプルな全自動洗濯機は、少し前まで市場の主流でした。
一人暮らしの方や、少人数のご家族にはこれで十分ですね。
洗濯はお天道様に任せたいと思っている人も乾燥機はいらないですよね。
最近よく見かけるドラム式よりこの縦型のほうが洗浄力も強いですよ!
縦型の洗濯機は、昔ながらのもみ洗い・こすり洗いの手法を機械で再現しようという研究から進化してきたので、日本の風土に合った機能といえます。
乾燥器などなくても、天日干しで十分。
殺菌効果もある日光にあてることで、電気代の節約にもつながりますね。
それは水質の違いです。海外は硬水、日本は軟水が主流ですが、実は水質によって洗浄力に差が出るため、洗い方を変えてあるのです。硬水には、炭酸カルシウムやマグネシウムが多く含まれます。
これらのミネラル成分によって、洗剤の泡立ちが悪くなってしまいます。
そこで、ドラム式では汚れをたたきつけて落とす方式を採用しているのです。
全自動洗濯機の価格は、種類によって様々です。安いものでは1万円台からあります。
ただ、ほとんどのメーカーが簡易乾燥機能付洗濯機を量産しているため、全自動洗濯機は少なくなりつつあります。なくなる前に購入しておくのも手かもしれませんね。
おわりに
生活必需品である洗濯機は、高額なお買い物です。
高額だからこそ、必要な機能をじっくり選んでから上手に洗濯機を購入すれば、万単位での節約が可能というわけです。
最新の機種に目を奪われがちですが、昔ながらの洗濯機はシンプルで光熱費の節約にもつながりそうですね。
それでは良いお買い物が出来ますように!
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