はじめに
一般的には「ジェネリック薬品」の利用などが思い浮かびますが、もっと簡単にできる節約術はないでしょうか?
診察のときに
医師の診察を受けるときに重要なのは、まず現在飲用している薬の状況を正確に伝えることです。
もし、何らかの理由で前回もらった薬がまだ残っているのなら、どれだけ残っているかを伝えましょう。
「気を使って」伝えないと、いらない薬が増え続けることになります。
また、症状について正確に伝える事も重要です。
そのうえで医師はどのような薬を処方すると話してくれるので、その処方薬が現在の症状にどのように効果があるのかを確認しておきます。
ここで意思疎通がうまくとれないと、必要以上の量の薬が処方されることもあります。
薬局で
既にお薬手帳を持っている場合などは、出さなくても仮手帳配布という形で請求されることもあるので、この手は必ずしも有効とはいえないかもしれません。
逆に複数の医療機関にかかっている場合などは、お薬手帳を見せることで、効能がダブっている薬の処方を防いだり、見つけ出したりすることができます。
医師との面談と同様に、薬局でも積極的に薬剤師に質問することが大事です。
7月17日に発表された、日本薬剤師会の調査によりますと、処方箋を受け取った薬剤師が医師にその内容を確認する「疑義照会」を行うことで、年間82億円の薬代が削減できるとの結果が出ています。
用量や投与日数など、これ多すぎるのでは?と思って質問すれば、薬剤師から医師にフィードバックされ、薬を減らしてくれることもあります。
おわりに
いかがでしたか?
病気で医療機関にかかるときに、一番大事なことは、医師や薬剤師とのコミュニケーションです。
十分な意思疎通をはかることは、病気の治療に役立つだけでなく、医療費の節約にもつながります。
ぜひ、ご参考になさってくださいね。