「これが○億円⋯?」凡人には理解できない高級絵画まとめ 〜あなたは価値を見抜けるか?〜

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はじめに

高級 絵画

芸術の出来不出来をお金で判断することは愚かなことかもしれませんが、素人目にはどうしても困惑せざるを得ない様な売買が成立することはよくあることです。

しかし作者の背景や思想などを踏まえた上で作品を見ても価値を理解することが難しい作品も多々あり、結局凡人は「芸術というのは難しいものだなぁ」という感想に行き着いてしまう様です。

本記事では、そんな一見しただけでは価値を理解することが難しい高級絵画をご紹介します。

ちなみに上の画像はバーネット・ニューマンの『White Fire I』という作品です。

皆さんはこの絵から何を感じますか?

一見しただけではただ2本の線が引かれているだけですが、なんとその値段は約3億6000万円。

値段を知った上でもう一度見るとなんだか価値があるように思えてきますが、絵のみで3億6000万円程の価値を見出すことは難しいですね。

この作品の背景などは本記事の最後でご紹介するとして、他にある様々な高級絵画もご紹介します。

1. 『Blue Fool』約4億7000万円

高級 絵画

白いキャンバスに描かれた青文字の『Fool(愚か者)』⋯⋯。

芸術は破壊と創造の連続と言いますが、作者のクリストファー・ウールはシンプルな文字だけで見るものに衝撃を与える手法を提示しました。

クリストファー・ウールは生粋の現代画家である。
入り組んだプロセスと自己回帰的な媒介を経て生み出される彼の作品は、洗練されていながらも非常に表情豊かであり、見る者は良い意味で期待を裏切られる。
http://www.takaishiigallery.com/jp/archives/4954/

芸術性を理解することが出来たとしても、4億7000万円で「Fool」という文字を描かれた絵を買う図自体がFoolのようです。

クリストファー・ウールはもちろんそういったことを意識して作成し、購入する側もむしろ喜んで購入したと思うので芸術というのは倒錯したものです。

2. 『Untiled(Stoffbild)』約1億6000万円

高級 絵画

青と水色…。

ブリンキー・パレルモが作成した上の絵画『Untiled(Stoffbild)』は1億6000万円。

一見誰にでも描けてしまう様に思われる作品ですが、自らこういった作品を提示し創造したことには価値があり、芸術の一つの境地なのでしょう。

ドイツを代表する抽象絵画の代表的作家。ヨーゼフ・ボイスの愛弟子としても知られる。
1960年代半ばから、伝統的な矩形の絵画様式を脱して円や三角、十字形の支持体を用い、トーテムポールや建物の内壁等に描く。
形と色彩を空間で構成し、人間の根源的な存在―生や絶望も含め―を自然との共生の中で捉えた。
http://www.yokohamatriennale.jp/archive/2014/artist/p/artist442/

ブリンキー・パレルモの作品はシンプルですがスッと見入ってしまう魅力があります。

そこに数億の価値を見出すかどうかは万人の価値観それぞれですが、やはり見る側は作者の歴史を知ることが必要ですね。

3. 『number17a』約224億

高級 絵画

224億!!

しかしこの絵画は有名なので、一度は目にしたことのある方も多いかもしれません。

第二次世界大戦中に戦禍を避けてアメリカに避難していたシュルレアリスト達との交流や、かねてから尊敬していたパブロ・ピカソやジョアン・ミロらの影響により、しだいに無意識的なイメージを重視するスタイルになった。
1943年頃から、キャンバスを床に広げ、刷毛やコテで空中から塗料を滴らせる「ドリッピング」や、線を描く「ポーリング」という技法を使いはじめる。
はじめは遠慮がちに使っていたが、1947年から全面的に展開する。
このころ、批評家のクレメント・グリーンバーグが「いくら称えようとしても称えるための言葉が存在しない」と最大級の賛辞を贈る一方、雑誌や新聞によってからかい半分の取り上げられ方をしている。
床に置いて描くことはインディアンの砂絵の影響などによると言われる。
彼は単にキャンバスに絵具を叩きつけているように見えるが、意識的に絵具のたれる位置や量をコントロールしている。
「地」と「図」が均質となったその絵画は「オール・オーヴァー」と呼ばれ、他の抽象表現主義の画家たち(ニューマン、ロスコら)とも共通している。批評家のハロルド・ローゼンバーグは絵画は作品というより描画行為の軌跡になっていると評し、デ・クーニングらとともに「アクション・ペインティング」の代表的な画家であるとした。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%82%AF%E3%82%BD%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%9D%E3%83%AD%E3%83%83%E3%82%AF

抽象主義の代表と言われるだけあって、彼の『アクション・ペインティング』と呼ばれる手法を用いた作品には独特の力強さがあります。

高級 絵画

抽象画というと先に紹介したブリンキー・パレルモのような作品をイメージする方もいるかもしれませんが、ジャクソン・ポロックの様にキャンバス一面を力強く塗りつぶす作品も存在します。

こういった作品から抽象画を学び始めるのもいいかもしれませんね。

おわりに

高級 絵画

いかがでしたでしょうか。

上の画像は最初に紹介したバーネット・ニューマンの代表作『十字架の道行 The Stations of the Cross』シリーズです。

「十字架の道行 The Stations of the Cross」シリーズ(1958年-1964年)はモノトーンの連作絵画である。
この連作はニューマンが心臓発作から回復してすぐに制作されたもので、一般にはニューマンの画業の頂点を示すものとして認識されている。
この連作は「レマ・サバクタニ(なぜ我を見捨て給う)」という副題がつけられている。十字架上のキリストが叫んだ言葉である。
ニューマンはこの言葉が、彼の時代にとって普遍的な重要性を備えていると感じていた。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%8D%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%BB%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%83%B3

宗教的な題材を自らが考案した「zip」という手法でキャンバスに表現した彼の作品もまた、凡人には理解されないとしてもれっきとした芸術です。

生前の評価は低かったそうですが、今では高く評価されているわけですから益々芸術というものは難しいものです。

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