はじめに
今年もエアコンの季節がやってきました。
電気代が気になるからといって扇風機やエアコンを使わず暑さに耐え、熱中症になってしまっては元も子もありません。
かといって毎日エアコンを使いすぎては、電気代が気になってしまいますね。
電気代をしっかり最低限に抑えつつ、室内だけでも快適な涼しさを感じたいものです。
そのためには、エアコンと電気代の関係について詳しく知ることが1番。
本記事では、エアコンを使う前提で電気代を最低限に抑える節約術をご紹介します。
節約術その1 エアコンをつけっぱなしに!?
まず始めに紹介する節約術は、エアコンを使う上で最初に誰もが悩むものです。
それは、エアコンを「つけっぱなし」にするか「必要なときだけつける」かというもの。
ネットでは様々な体験談が入り混じり、もはや各個人の生活スタイルによるのではとも考えられます。
ここでは、エアコンを「つけっぱなし」「必要なときだけつける」それぞれについて、節約に成功した体験談をご紹介します。
エアコンを「つけっぱなし」で節約に成功した例
まず、次のサイトの記事を読んでみてください。
上のサイトでは、最近のエアコンは「つけっぱなし」の方がこまめに消す使い方に比べて経済的であるとまとめています。
確かにエアコンは電源をオンにしてからの数分間が最も電気を多く使い、部屋の温度が落ち着いてからの運転は静かなものです。
技術が発達するにつれて、温度が落ち着いている状態での運転に必要な電気が少なくなったのかもしれませんね。
下のサイトでは具体的な数値を用いて、かなり細かく検証されています。
【実録】3万円台⇒1万円台に!「エアコンつけっぱなしは電気代が安くなる」説を検証してみました
エアコンを「必要なときだけつける」ことで節約に成功した例
しかし、「つけっぱなし」が非経済的であるとする意見もあります。
エアコンはつけっぱなしが一番節電できるというのは間違い!一ヶ月検証してみました
上の記事でもかなり具体的な数字を公開していますが、どうやら「こまめに消す」使い方の方がエアコンの電気代を少なくすることができたようです。
「つけっぱなし」か「こまめに消す」 どちらが節約に繋がるのかは、エアコンの機種や環境によって異なるようです。
しかし、エアコン「つけっぱなし」の場合は排熱も多くなり、環境に悪いことは確実ですね。
試行錯誤して試してみましょう。
節約術その2 エアコン の冷房スイッチを入れる前に送風運転
エアコンは運転開始の数分間で最も多くの電気を使います。
エアコン使用前の部屋の温度が高ければ高いほど、電気代が高くなってしまうのです。
そのため、エアコン使用前は多少面倒面倒でも窓を開けて換気をし、空気の流れをつくりましょう。
十分な換気が済んだらエアコンの「送風運転」をオンに。
部屋の中の空気の流れが十分になったら、窓をしめて冷房をオンにしましょう。
面倒かもしれませんが、こうすることでかなりの電気代節約になります。
節約術その3 エアコン と サーキュレータの併用で節電
扇風機とは違う、室内の空気を循環させることに特化した「サーキュレーター」をご存知ですか?
サーキュレーターはエアコンと併用することで、通常以上の働きをします。
エアコンと同時に使うとかなり電気代が高くなりそう…と思うかもしれませんが、これが以外に節電になるのです。
エアコンから吹き出る冷気は部屋の下部に貯まります。
そしてエアコンをそのまま使用し続けると冷気は部屋全体に行き渡らず、部屋の空気にムラができてしまうのです。
そんな空気のムラを解消し、エアコンにムダな負担がかかることを避けてくれるのが、サーキュレーターです。
節約術その4 エアコン の室外機に日よけをつける
エアコンにかかる電気代を節約するためには、もちろんエアコン本体だけでなく室外機にも注意しましょう。
室外機に過剰な熱が与えられている状態だと、電気代も多くかかってしまいます。
大阪市中央卸売市場では屋上にある室外機すべてに日よけをつけたところ、電気使用量が約5%も削減できたというデータがあります。
そのため日除けをつけたり、室外機の周りにある不要なものを片付け風通しをよくすることは非常に有効です。
おわりに
いかがでしたでしょうか。
おまけの節約術として、エアコンの温度を今より一度あげるというものがあります。
当然ですが、エアコンは設定温度によってかなり電気代が違ってきます。
夏の冷房時の温度設定を1度高くすると約13%(約70W)の消費電力の削減につながるというデータもあるので、過度な冷房は避けたいですね。
エアコン「つけっぱなし」「必要な時だけつける」の問題については各家庭で実践して確かめる他ありませんが、他の節約術はすぐに実践できるものばかりです。