あのイベントどうだった?大事業の出費と経済効果を検証してみよう

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はじめに

イベント 出費 経済効果

歴史に残る様々な大事業。莫大な出費と多くの犠牲を伴ったそのイベントは報われたでしょうか。当時の出費と経済効果を検証してみました。

仁義とモラルの魅力・忠臣蔵

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大石内蔵助率いる赤穂藩士が、元主人の仇討ちのためにケンカ相手の吉良上野介を襲撃し、「忠臣蔵」と呼ばれるようになった有名な事件。もちろん忠義心だけでは仇討ち計画はできません。山本博文/著「忠臣蔵の決算書」(新潮社)では、一家離散から吉良邸討ち入りまで1年半を要し、その経費は697両。現在のお金に換算すると8360万円だったとしています。

ではどんなことにお金を使っていたのでしょうか。実は当時江戸の急進派と関西の穏健派があり、浪人となった元藩士たちの交流や会議で、江戸と関西を行き来する旅費や滞在費などがありました。また、お家再興のため、将軍家に近い人に働きかける飛脚などの通信費、主人の石塔建立など、いろいろあったようです。

主人の無念を晴らした忠義心はもとより、「ケンカ両成敗」のモラルを破った幕府の処分に納得せず、彼らは当時の人々からもかなりの支持率がありました。そのため、江戸歌舞伎から現在の小説・TV・映画など時代を超えて語り継がれ、300年のロングセラーとなったのですね。その経済効果は大きなものです。もちろん、本人たちは想像もしていなかったでしょうけど。
http://www.nikkei.com/article/DGXLASFK11H5G_R11C14A2000000/
http://www.shinchosha.co.jp/book/610495/

神々しさの魅力・東大寺の大仏

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752年にお披露目された、東大寺の大仏様。関西大学の宮本勝浩教授(理論経済学)が出した試算によると、建造費4657億円であると言います。

建造当時、再建時の資料をもとに内訳を出しています。精錬銅500トン、大仏様の骨組みとなっている丸太84本など、原材料が約3363億5000万円、人件費1292億円、労働者の住居費約1億7000万円だとか。もちろん、東大寺の他の建築費用は含んでおりません。

しかし、建造に関わった人の消費などで経済効果はなんと約1兆246億円に上るそうです。そして今でも国内のみならず世界中の人々が拝みに来ますから、歴史的な経済効果は数字にできないでしょう。本当にありがたい日本の仏様なのですね。
http://www.nara-np.co.jp/20100805100218.html

祭典の魅力・オリンピック

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オリンピックと言えばすごいお金のかかるイベント、というイメージがあると思いますが、その中でも2014年ソチ冬季オリンピックは約5兆円、史上最高の運営費が投入されました。スペースシャトル50台の打ち上げ分に相当するそうです。さすがにロシアは土地もスケールもハンパではなかったようです。

実際に大きな経済効果を上げたのは、北京オリンピックでなんと1460億ドル、日本円にすると14.6兆円。どんどんエスカレートしていくのは、あまりにも歴史がありすぎるからでしょうか。

ちなみに2020年開催予定の、東京オリンピックの運営費の見積もりは、3000億円と言われています。
https://www.rakuten-sec.co.jp/web/special/2020_tokyo/sochi_special.html

おわりに

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歴史が長ければ長いほど経済効果が大きいのは当然ですが、やはり人々を引きつける魅力が必要です。貴重だからこそ、お金が動くのですね。

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