~ほっと一息~一杯の甘酒があなたをキレイに若々しく/その効果はハンパじゃない!
はじめに
塩麹ブーム以来、麹の効果が見直されてきています。その中でも注目されているのが「甘酒」。「飲む点滴」ともよばれるスグレモノの日本独特の栄養ドリンクです。
どんなふうにスゴいのか、見ていきましょう。
江戸時代にはホットでもアイスでも
甘酒は、夏バテ対策や疲労回復の効果があるとされ、優れた栄養剤として、江戸時代から夏に多く飲まれてきました。
現在はお正月の境内で配られ、「体を温める冬の飲み物」というイメージがありますが、当時はホットでもアイスでも親しまれたようです。
「点滴」とよばれるその効果
甘酒には、ビタミンB1,2,6、葉酸、食物繊維、オリゴ糖、アミノ酸、大量のブドウ糖などの成分が含まれています。
しかも体内への吸収率はなんと90%!市販のビタミン剤を買うより絶対お得です。
ブドウ糖は脳の唯一のエネルギー源。疲労回復や集中力を促します。これがたくさん含まれた飲み物は他にないところが、「点滴」と呼ばれる所以でしょう。
美肌・ダイエットにも
アミノ酸やコウジ酸とよばれる成分は、メラニンの生成を抑える働きがあります。ビタミンB群とともに夏の日差しからお肌や髪を守ってくれます。
またビタミンB群は脂質の代謝を促す効果があります。そして食物繊維やオリゴ糖が腸内環境を整えてくれ、肌荒れや便秘も解消。新陳代謝が良くなり免疫力も高まるので、風邪をひきにくくなります。
http://amazakenokouka.seesaa.net/article/131343602.html
http://zapkun.net/649.html
甘酒は米麹と酒粕
甘酒には米麹で作られたものと、酒粕で作られたものの2種類があります。
酒粕で作られた甘酒は、アルコール分があり、大量の砂糖を加えています。
一方米麹で作られる甘酒は、砂糖不使用・ノンアルコールで、赤ちゃんからお年寄りまで安心して飲むことができます。
じゃあ酒粕は「カス」?
成分表:京都学園大学バイオ環境学部微生物機能開発額研究室より抜粋
http://www.kyotogakuen.ac.jp/~microbio/news/2013/08/000210.html
酒粕で作る甘酒も、同じように良い成分をたくさん含んでいます。
炭水化物は米麹に比べて少なく、ビタミンやタンパク質はむしろ酒粕の方が多く含まれています。実はとても「貴重なカス」なのですよ。
どちらがよいかは、アルコール分や味の好みの問題でしょうか。
甘酒をお家で手軽に作ってみる
甘酒の作り方(酒粕編)
http://cookpad.com/recipe/2510629
ちぎった酒粕をお鍋に入れて、砂糖などを加えるだけでできます。
手軽にできるので忙しい方はこちらで栄養補給を。
甘酒の作り方(米麹編)
炊飯器でお米3合を炊き、麹を加えます。
60度位を保ちながら時々かき混ぜ、24時間。
できあがったら保存容器に入れてください。
保存期間は冷蔵庫で10日ほどだそうです。
ちょっと大変ですが、甘みがよくでるそうです。
http://daii.jp/agri/amazake.php
他の作り方もあるので、参考にしてみてくださいね。
http://cookpad.com/recipe/2792430
http://www.koborisanngyou.com/amazake.htm
失敗した甘酒は捨てないで!
家庭で甘酒を作ると温度調節が難しく、雑菌などが入ってしまって甘みが出ないことがあります。
もし失敗しても飲むことはできるので、以下の例のようにぜひ利用しましょう。
- 砂糖を加えて飲む
本来の甘みではありませんが、飲み物として十分いただけます。 - 味噌汁やスープに加える
粕汁の要領で。 - 野菜にまぶして簡単漬物
塩もみしたきゅうり、キャベツ、人参、大根などいろいろ楽しみましょう。 - ヨーグルトにまぜて。
http://amazakenokouka.seesaa.net/article/134049607.html
おわりに
甘酒が身近で優れた健康食品として楽しめるとあっては、1年中取り入れたいもの。
ただし、1日の摂取量は200cc以下が目安だそうなので、飲み過ぎには注意してください。
昔からお祝いの席でも出されてきた甘酒。
今年は手作りにチャレンジして、おひな祭りでお子さんの成長に願いを込めてみてはいかがでしょうか?